昨今、多くの医療現場で文献検索やメール等、インターネットが活用されるようになりました。
そのような中、2018年5月には世界的なランサムウェア「WannaCry」が発生し、日本の医療機関においても相次いでコンピュータウイルスの感染事案が報告され、医療提供体制に支障が生じる事例も発生しました。今、医療機関等におけるサイバーセキュリティ対策の強靭化が急務となっております。
サイバーセキュリティ確保の手段の1つとして、電子カルテ端末などの医療系システムとグループウェアなどの業務系システムを分ける「インターネット分離」があり、非常に高いセキュリティを実現可能な対策です。
しかし、インターネット分離は“高額”かつ“Webの利便性低下”といった導入に際しての非常に大きな課題があります。
インターネット接続用の端末と医療系端末を物理的に分けている場合、インターネットからの情報が必要になった際はインターネット接続用の共有PCまで移動して確認し診察に戻るか、医療秘書が調べて診察室まで届けなくてはいけません。
RevoWorksであれば、電子カルテ等の閲覧・作成とインターネット接続が1台で可能になり、手間の削減、時間短縮が可能になります。
ファイルのダウンロードにより医療系システムの感染が発生した場合、外部へ情報が流出してしまうリスクがありますが、患者さんへ地域医療機関への地図などが記載されたWebページを印刷してご案内する等、印刷機能は欠かせない機能です。
RevoWorksは、ファイルのダウンロードを禁止した上でWebページの印刷が可能です。
セキュリティの観点からインターネット利用を医師と医療連携室の職員のみに限定する場合、夜間に入院中の患者様からの問合せがあった際、当直の看護師だけではすぐに回答することが難し、翌日になっての対応になってしまうケースがあります。
RevoWorksを導入すると、スタッフステーションのPCからでも安全にインターネットに接続できる環境が整備できるため、入院中の患者様からの夜間の問合せにも迅速に答えることができるようになります。外来診療の効率化のみならず、更なる患者視点での医療提供を行う手段としても有効です。